魚を釣る。そして、釣果を数える

『授人以魚 不如授人以漁』という格言があるそうだ。老子の格言である。
魚をあげるのでなく、魚の釣り方を教えろと。


もっと敷衍すると、「この"ていぼう"では、この辺がよく釣れるぞ。ウキはこのくらいの長さで」なんていうのはその地域、その季節前提なので、魚の釣り方を記録し伝達できる文字の読み書きを教える方が魚の釣れるポイントを教えるより優先されるべきかもしれないし、釣果を集計すれば割のいいポイントが推定できるかもしれない。


米百俵という言葉もある。
藩の窮状を見かねた支藩から百俵の米が贈られることとなった。藩士たちは、これで生活が少しでも楽になると喜んだが、藩の総理大臣は、贈られた米を藩士に分け与えず、売却の上で学校設立の費用(学校設備の費用とも)とすることを決定する。藩士たちはこの通達に驚き反発して虎三郎のもとへと押しかけ抗議するが、それに対し虎三郎は、「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」と諭し、自らの政策を押しきった。そして総理大臣は学校設立のためといって資金を電通に渡し、そこから学校設立を「森友学園」と「加計学園」に委託、職員はパソナに委託した。中抜きの上に中抜きされた資金ではろくな教育ができず、藩の窮乏は増すばかり。藩の総理大臣は人気回復のために大武術大会を計画… ←どこも合っていない