「ゲッベルスと私」

ナチス宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスの秘書、ブルンヒルデ・ポムゼル(撮影時103歳)がカメラに向かって独白する(もしかすると、スタッフの問に答えるかたちかもしれないが)だけっていう、すごい挑戦的な「映画」。出演は、ブルンヒルデ・ポムゼルさんただ一人。普通のインタビューだと、インタビュアーの姿は映らなくても、インタビュアーの声くらいは入ったりするのだが、そういうの一切なし。

さて、これ、岩波ホールまで見に行った。関東だとここだけ。東北とか九州だと、県に一つくらいの名画座で上映される感じ。
岩波ホールは初めてなので緊張。
地下鉄の出口眼の前の入り口から、高度成長期テイストなビルに入ると、レトロな受付があるのでチケットを購入。チケットには整理番号が書かれている。エレベーターで10階に上がるとエントランスになってて、そこで開場まで待機。開場時間になると、「10番まで」「20番まで」「30番まで」… 「全員入場可」って感じに人を入れていった。

混雑が見込まれる作品なら、早めにチケットゲットして外でコーヒーでも飲んでおくといいだろう。

シートは、傾斜がすくない古典的な映画館なんで、映画体験は前の人の鑑賞態度に左右されそうであった。