Bradは、まず自分の機材で撮ることのできる写真(すなわち機材の限界)を知ることが大事なのだと言っている。iPhoneに搭載されたカメラは素晴らしい性能を持っているが、しかしコンマ数秒を撮るのに適しているとは言えないだろう。そこでBradは、従来のスポーツ写真とは異なる表現方法を探り、iPhoneのコンパクトさによって得られるメリットを活かした写真を撮るようにしたのだとのこと。
たとえば大きな機材の持ち込みがはばかられる場所がある。さらに、大掛かりな機材を持ち込まないことにより、被写体の緊張感を和らげる機能もあるのだとのこと。より自然な写真が撮れるケースがあるのだそうだ。
サッカーとか野球とかフィギュアスケートとかF-1とか、競技の一瞬を大口径一眼レフの高感度センサと高速度シャッターでパキパキっと切り取る写真が、スポーツ写真の華だとは思うけど、機材の進歩で有り難みが薄れ、このような「スナップ写真」が好まれるってことなんだろうな。