"見ればただなんの苦もなき水鳥の足に暇なきわが思いかな"

http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000033343

「ただみれば なんのくもなく みずどりの あしたいまなし わがおもいかな」という歌の作者は誰か。
回答
(Answer)
水戸光圀の歌と思われる。典拠は次のとおり。
新渡戸稲造全集 5』p150『同 7』p228『同 8』p433『同 18』p376に、水戸黄門の歌として紹介されている。
水戸黄門(講談名作文庫 2)』p10に、「見ればただなんの苦もなき水鳥の足に暇なきわが思いかな」が光圀公の述懐として記載があり。「見ればただ」と始まっている。
ただし、水戸光圀の著作である「常山詠草」(『校注国歌大系 15』所収)と「常山文集抄」(『水戸学全集 4』所収)では上記の歌は確認できず。