自明について

http://d.hatena.ne.jp/trivial/20120604/1338816572

これ、ひとつには品揃えの問題なんだけど、もうひとつはシステム的な問題だったりする。順番にレジに並ぶことができなくて、売場で金払おうとするじーさんとか、まあ収納代行でもそうだよね。「コンビニに行けば払える」っていうことになるから、払込用紙なんか持ってこなかったりもする。おじいちゃん、バーコードのある紙がないとできないのよ、おうそのバーコードってのはなんだい、それはねこういうものなのよ、おう、それ捨てちまったい。捨てんなよ。

見りゃわかることだ。だってレジでバーコード入力してんだから。ただそれを「見て」わかるのは一定以下の世代であり、年寄りにそれは通じない。つまりコンビニを便利に使うのにも、それ相応の知識ってのは必要だったりして、それが年寄りには欠落してることがある。

http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20120604/1338779127


こんなジョークを知っているだろうか。


大都会の富豪がヨットで遭難し、未開の南の島に流れ着いた。現地の人に助けられ、無事都会に戻れた富豪は、彼らを都会に招き、歓待した。
彼らが帰る際に、富豪は彼らに訊ねた。「お土産は何がいい?」「蛇口が欲しい」「なんで?」「蛇口さえあれば、いつでもキレイな水が飲めるじゃないか」



笑い話のようだが、蛇口の代わりに別の単語を入れれば、全然笑えないような気もする。



もちろん、数学は言語能力だけで学べるものではない。数的な感覚もある程度必要である。
数学が苦手な学生向けのコースで、私が黒板に、
1 + 2 + 3 + … + 100
と書いたとき、ある学生が真面目な顔をして、
「3と100の間には何があるのですか?」
と聞いてきた。そして他の学生からは笑いが漏れて来なかったのである。

http://wofwof.blog60.fc2.com/blog-entry-569.html

大数学者なら、単調に増加する数列だけでなくて、もっと突飛で、3と100の間に凄い数になったりする数列を思いつくかもしれないな、とは思った。



参考:ボーアの気圧計によるビルの高さの測定法
http://www.obakappu.com/archives/003049.html
*1

個人的な自明さ

あるショップで、店員にこんな質問をしている客がいた。
「USB to FireWireケーブルありますか?」
おいらに取っては、「無い」のが自明だが、確かにUSB to Serial, parallel, SCSI, LAN… があるので、あっても不思議じゃないか。あんまりメリットなさそうだけど。
HDMIは映像と音声を流すことができる規格ではある。HDMIのついたLCDに、HDMIケーブルを繋げて、それをPCのHDMIポートに挿し、しばらくの間、何で音が出ないんだろうと首を捻っていたことがある。結論とすると、通例、外付けのビデオカードには音声信号が流れないので、(特別なケーブルでマザボなどから音声信号をビデオカードに引っ張ってこない限り)外付けビデオカードHDMI端子には音声は乗らないのだ(だから、グラフィック機能付きのCPUやチップセットを搭載したマザボ直付けHDMIからは音声信号が乗る)。
「DVIからHDMI変換コネクタ使ったのだけどテレビから音が出ません」
みたいなQAを笑っていたのだが、まあ、こんなものではある。

*1:スターリンなら:答えた高さになるようビルの高さが変えられる。毛沢東なら:答えた高さになるようビルの周囲の土地が削られる。もしくは盛られる。人力で。