スーツの話

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ユニクロのシャツ、ユニクロのズボンで、この文字列を書いてる。隣には腕から外したカシオの時計な。


 スーツは、カジュアルウエアと違い、体にフィットさせて着る代物だ。しかも、もともと平面である織物を、三次元的な肉体にフィットさせる必要がある。ので、胸囲・ウエスト・袖の長さ、と全てを満足させるのは結構難しい。上質な布地を使っていても、孤立した商品は売りにくいわけで、先のエントリーみたいにアウトレットでの掘り出し物になったりするのだろう。俺なんかは、わけもわからずデパートで買ってしまい、全部の条件を少しずつ満たしたようで、結局、袖が短く胸囲がキツくウエストが余り… みたいなものを買ってしまったりする*1
 靴も似ていて、足の長さだけでなく、幅というのが設定されていて、自分の正確なサイズを知らない人も多い。ワイズが違うと、長さに合わせた靴を選ぶと幅が合わず、幅に合わせた靴を選ぶと長さが合わない。ここで、もうちょっと大事なのは、実際の製品のラインナップの表示サイズと、JISのサイズには偏差があったりするところ。「お客様の足のサイズは、これこれとこれこれで、26Eだけど、このラインナップは太めなんで26Eだと甲がゆるいかもしれません」と商品知識があってはじめてサイズ測定の意味が生まれてくる。「革靴は、少しキツめを選んでください。伸びてきます」「紐で縛れば大丈夫」なんて店員にそそのかされて靴を買うと、キツくて音をあげたり、緩くてスレたり、結局履かなくなる結末が待っている。


 結論としては、鑑定眼があったり、ショップの店員を上手くあしらえる人はアウトレットで良いものを入手すればいいし、そうでない人は、スーツは一度オーダーし、靴はサイズを測ってくれるまともな店で買ってみると、フィットというのが分かるのではないかなあ。靴のオーダー? いや、恐れ多くてとてもとても…

*1:ある程度体型を合わせたら、あとは肩から胸のラインをフィットさせ、袖やウエストは修正に出す、というのがいいのかも