「縁故」採用

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020201001572.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120202-00000976-yom-soci

応募資格は“コネ”のある人―。老舗出版社の岩波書店(東京)が、2013年度定期採用で、応募条件として「岩波書店(から出版した)著者の紹介状あるいは社員の紹介があること」を掲げ、事実上、縁故採用に限る方針を示したことが2日分かった。

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020201001572.html

 重役の紹介、有力取引先の紹介、っていうのではなくて、「社員」「著者」の紹介、というのはかなり幅が広く、「記念受験の排除」みたいな面もあるのだろう。あとまあ、気まぐれコンセプトあたりにあった、「大手自動車会社の重役の息子が広告代理店にコネ入社」みたいな話じゃなくて、とりあえず社員か著作者(岩波書店から出版経験がある著作者は、結構多そうだ)の紹介状があれば応募を受け付ける、ということで。
 選考にコストがかかり、そして多数採用し多数クビにして、残った面子を集団に残すってシステムではない場合には、とりあえず紹介状持たない奴は門前払いというのは便利な手法ではあろう。


 しかしまあ、今後、岩波書店の出版物で「コネ良くない」という文章が出てきたら、「おまえんとこやってるじゃん」と突っ込まれるだろうな