差別と合理性

http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20090429/1240989682
 一般論で考えると、小集団にラベルを貼り、個別要素でなくて、ラベルでその形質を判定することが差別で、その行為は小集団の離反を招き、また、「差別を容認」すること*1は、他の分野でも同様な差別を容認することになり、母集団の分散を招く*2。ので、全体最適を考えて、国家的には「差別はいけません」と訴えることになる。と思っている。
 特定小集団を、差別可能な集団とラベルを貼り、彼らを差別することで、他の大集団のストレス解消とすることは、短期的・局地的には合理的かもしれないけど、それはメタ差別を招き、さまざまな小集団を離反させたのち、「すばらしい英傑な集団」は狼の巣に篭ってばかりという有様になりかねない、と、上の人は思っているのだろう。

*1:メタ差別?

*2:ちょっとドミノってるが