このサイトで紹介しているウォーゲーム「TacOps」の中での話ですが、MLRSよりも榴弾砲の方が柔軟性に富み、使いやすい感じがあります。榴弾砲は一点を狙って目標を狙い撃ちできますが、MLRSは面を狙うため、逆に照準しにくいところがあります。一帯に多くの部隊がいる時でないと使う意味がないため、タイミングを決めるのが大変です。一番困るのは、友軍部隊が敵を少数しか視認できず、敵布陣の全体像がつかみにくい時です。当てずっぽうで発射して大きく外すと嫌なので、十分に情報を得てから使おうと考えるのですが、そのために時機を逸することもあります。敵がずっと一カ所に集結していればよいのですが、分散したり、移動している場合は、効果は期待できません。
また、発射から着弾までにかかる時間の差のため、着弾する前に敵が移動してしまい、渾身の一撃のつもりが空振りに終わることもあります。MLRSは再装填に時間がかかりますが、榴弾砲は短時間で別の照準点へ向けて発射できます。おまけに、MLRSはひとつの戦いでは、そう何度も撃てません。視認できた敵部隊をコツコツと榴弾砲で叩いて戦力を殺ぐ方が有効だと思える時が多いのです。
http://spikemilrev.com/news/2008/6/4-1.html
敵勢力の侵攻を心理的に抑止するために、
- 自軍の戦力
- 外交的結束
という要素もあり、前者を弱体化させても、後者を取った、国民の代表がむにゃむにゃな首相が選択した、ということには一定の理解を示す必要はあるとは思う。前者はリアルな戦力低下で、後者は、あーー…、ねぇ?
で、○○だから○○な行動を取るはずが無い、と考えるより、能力があれば、実行に移す人が出現するかもしれない、と考える方がいいとは思う。従って、能力自体を削減する、相互軍縮が一番なんだけどね。