"機械の意識の有無を判定する方法について。"

 安い魚が食いつきに来ましたよ。
http://www.hatena.ne.jp/1138120442

将来、「心を持つ人工知能を造った」、あるいは「人間の意識をコンピュータに転移することに成功した」と主張する人が現れたとします。そのコンピュータを前にしたとき、どのような方法によれば意識の有無を判定できるでしょうか?

http://d.hatena.ne.jp/mind/20060127

Aが上手に、

    舞台演劇や政治芝居をこなす

など、判定者に意識があることを利用して、

    判定者に嘘をついたり

    囚人のジレンマで協力し合えたり

  ――チューリングテストにおいて、被験者の男と女が協力して、性別判定者を騙すというゲームをするようなもの。

して、つまり相互認識できた場合に「意識がある」ものと社会的に認知する、(そういう、お約束にしておく)

というテストが個人的にお勧めです。

 最終的には、意識の定義によると思うのだけど、自分の考えを書いておく。
 Aが他人の「行動原理」を言動から推定でき、その機能を再帰的にAに適用できたなら、それは「自意識」と呼んでいいんじゃないかな。その機能をもう一度他人に適用し、内面まで推定できたらもう、転がりまくる。この場合、「心を持つ人工知能を作った」つくりかたにもよるかな。チューリングマシーンな人工知能なら、ソースを見れば心の実装状態がわかる筈だし。
 もっとも、この共感テストの場合、莫大なデータをいれたAIより、飼い主の遊んでくれそうな気配を察知して甘える犬のほうが高得点を叩き出しそうではある。