http://ameblo.jp/petronius/entry-10009768304.html
この同じ人間のなかに、「仲間」と「仲間でない人」という区別が強烈にあり仲間でない人」に対してどこまでも冷酷になれるという人間の本質を、何度も何度も反復して富樫さんは描いています。『幽遊白書』から全作品に刻印されているテーマです。
ゴンが主人公でありながら、あんがい、善悪に無頓着なダイヤの原石と周りから評されるのは、そういった『異質としか言いようのないもの』を全身全霊で理解し、それが現在の法律や常識や、周りの人間をきづつけることであっても、認めてしまいかねない、純粋さを持つというキャラクターの人格描写の余地を残すためです。
ゴンを、善悪以前のイノセントな存在、みたいに考えていたけど、理解が浅かったようだ。
ちょっと追記。
ハンタ協会を、当初「善」の組織と考えていて、ハンタ試験での残酷さに違和感を感じた(RR)ものだけど、つまりはそういうことなのね。あちら側の人間はそれなりに尊重するけれど、彼らはこちら側の人間に手心をあんまり加えない、という。