日本軍の戦術と戦略

http://d.hatena.ne.jp/hazama-hazama/20060217#p1

ひるまず突撃さえすれば勝てる(他は瑣末なことである)。これは日本が日露戦争より得た「教訓」だった。日本軍の極端な精神主義も銃剣突撃を支えるためのものであったようだ。銃剣突撃は、第二次世界大戦において火力の前では全くの無力であることを露呈した。あたら犠牲を増やすだけだったのである。日本軍は戦術面においても破綻していた。

 二百三高地のあたりの旅順要塞を落としたのは、重砲だった。日露戦争を見た海外の武官が報告したのは、「要塞を攻略するには、重砲か坑道爆破しかない」「鉄条網と機銃の組み合わせに歩兵は勝てない」ということ。当時は、現実に合わせて戦術を変更する能力があった。
 それがこうなった原因は(以下略