"Web 2.0=発酵食品説"

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20051124/p1

公開したデータは、盗まれ検算されそれを取りまく人の動きを推測する為に使われ、笑われ感心され無視されトホホと言われ人を感動させ時になぜか人を立腹させ、コピーされ改変され再配布され、全ての可能な使われ方で使われ消費される。大半の企業にとって、エコシステムに消費されることは「腐る」に等しいことだ。

では、Web 2.0世界では誰が生き残れるのだろうか。

WEB2.0的企業は、公開された議論を背景として公開されたソフトウエアで既知のアイディアを実装したシステムによって公開されたデータを使い価値を生む。彼らにとって、エコシステムに消費されることは、「腐る」ことではなく「発酵」することだ。納豆やチーズのような企業だけが、バイ菌だらけのこの世界で生き残っていけるのだ。

 知識が、それだけで価値を産んだ時代、英語の本を読んで日本語で話すだけで価値となった時代、があったことを考えるといいのかも。