戦車不要論

ttp://d.hatena.ne.jp/ktanku/20050614

冷戦構造崩壊後、核の脅威はそのままに2大構造だけが消え去り、もはや大規模世界大戦が起こる可能性は低い。従って大規模戦車戦が起こる可能性も低い物になっている。
航空機の目覚ましい進歩(戦闘爆撃機、対戦車ヘリなど)により、その搭載兵器も高性能を極め、地上をノロノロ走る戦車などは、戦争の初期段階で壊滅してしまう。
歩兵が装備する対戦車火器の性能も向上しており、もはや無敵の戦車など製造不可能。従って、単価が高い戦車を取得するより、遙かに安い対戦車火器を大量に取得する方が効率的。
開けた場所ならともかく、森林、山岳、市街戦では戦車は役に立たない。
昨今ゲリラ戦が多くなってきている事を考えても、戦車は存在意義が無くなりつつある。
どうせ無敵じゃないなら、装輪装甲車の方が、取得価格、整備性、燃費などを考えても戦車は買う必要がない。

 リスク対処の問題。
 近接した敵の地上勢力に対抗するための、リスクの低めな解決策が戦車だ。
 逆に、適度に運用された戦車を破壊するためには、結構なリソースの投入が必要になり、それは敵の消耗と、敵側のリスクの増大を強いることが出来る。貧乏なので、戦車一台買ったら他に装甲車も自走砲もなんにも買えなくなっちゃった。てへ。というのでは意味がないけど。