社会保険庁への呪詛

http://www.fnf.jp/

もしも年金未払い者が百万人程度だったら政府はこの人々を無視するに違いない。でも1千万人とか2千万人になったら無視は出来ない。そんな事になったら消費税が更に上がるのではないかって?いや、そうでもないと思う。社会保険庁に無駄遣いさせる分が無くなるだけでも現状のシステムよりプラスになるのではないだろうか。
もっとも役人はかなりあくどいから、年金未払い者が増えたら税金を食い始めるに違いないわけだが。

 なんにしろ、システムには管理費が必須であり、何%か何十%かは知らないが、必須だ。それを、無駄とか暴利とか解釈するかどうかは、個々人の問題ではあろう。システムのオーバーヘッドを、すべからく無駄と考えるなら、小さな政府を目指すべきなんだな。公共事業は役人のオーバーヘッドが出るから無駄。保険は保険会社のオーバーヘッドが出るから無駄。医療は医者が葬式は坊主が以下略。

 という冗談はともかく、モラルハザードな今日この頃、低所得層の年金未払いは進むだろう。正式な雇用を結び、月給を受け取っているサラリーマンは、捕捉を逃れることは困難だ。じゃあ、ブルジョアジーからもっと取れ、という意見もでるかもしれない。実は、自分もそう思う。しかし、過大な課税は、資本の海外逃避を招くだけだ。日本人F1ドライバーのように、日本人の期待と広告宣伝費を一身に背負って、でも税金はこちらには払わないという現象を広めるだけになろう。