約束の柱、落日の女王

読了。バリバリのファンタジーっぽいので敬遠していたけど、続編の気配を感じて購入してみた。
 終焉の予感が漂う王国。父と弟を失い王位につき、政治に関心を示さない我侭な女王。野心を抱いて彼女に接近する主人公。細かいところで自分的にツッコミどころは多いけど、「障害を乗り越えるたびに純化される二人の想い」の描写は素晴らしい。我侭な女王は自分の役割を認識し、野心に燃えていた主人公は、自分の責任というものを理解し、成長していく。で、時々エロゲ脳が回転し、ここでエチシーンだと一枚絵を想像したり、分岐と個別エンドを考えてしまったことは秘密。