http://okwave.jp/kotaeru.php3?qid=2297449
経済統計を駆使した回答をスルーして
*米国経済の軍需産業依存、軍産複合体による支配が進行しているという認識は、
米国経済統計の長期的時系列の変化を参照すれば、誤りであり、
広義の軍需産業の市場規模、狭義の軍需産業(=軍事兵器)の市場規模の絶対額は、
他の第一次、第二次、第三次産業の各産業分野とともに長期的に増大傾向であるが、
米国の軍事支出のGDPと政府支出に対する比率、広義と狭義の軍需産業の市場規模の、
GDPに対する比率は、長期的時系列の変化を参照すると、著しく減少している。
こういう回答に高い評価を与えているところが。
蛇足になりますが、例えば主力戦闘機であるF−15は1機100億以上しますが、これをアメリカから直で買い付ければ楽に2機以上は買えますし、これも主力戦車である90式戦車も、世界最強と自他共に認めるアメリカのM−1戦車ならその価格で2両以上が買えます。
中東向けのM-1と、量産効果が出た昨今の90式と値段の違いはあまりないとか。
何かを作ればそれに付随してくるものがあります。例えば戦車を一例にしましょう。
戦車を動かすためには燃料が、攻撃をするためには砲弾が、砲弾には火薬が・・・なんて感じでいろいろなものが絡んできます。自衛隊の90式戦車、あれは1両8億します。そんなのが自衛隊で300両もいます。しかも全て買取です。お金は国が払ってくれますから不払いや不渡りはありません。企業相手には考えられないほどのいい条件ですよね。
さて、武器にも寿命というものがあります。アメリカが10年ごとにやるのはそのためかもしれません。武器は自国で作りますから不況にはうってつけといえるでしょう。武器を作るには労働力が要ります。また、工場もラインを増設するでしょう。こうやって考えていくと内需拡大に繋がって潤った国民は購入意欲も増す、というわけです。
主だった例を挙げるなら、朝鮮戦争をしていたときの日本の特需がそのままですね。
日本の軍需産業ですが、公表はしていません。いろんなしがらみや”大人の事情”ってヤツでしょう。あえて例を挙げるなら旧財閥が1番絡んでいるとも聞きます。
質問にもありますが三菱系。輸送にトラックを使ったりしますが、無塗装か、「ビーバーエアコン」って書いてあるトラックを使っているとか。日本は過去に痛い経験を持っていますから、国の内外に気を使っているわけです。
三菱重工の売上の10%が軍事部門だとか。
ロッキードマーチンの95%が軍事というところと比較。
世界の軍需企業トップ100。
合併再編が進む産業って儲かるの?
http://www.kojii.net/opinion/col041004.html
余談だが、Alvis Vehicles 社はイギリスの GKN Defence 社やスウェーデンの Hagglunds 社などを傘下に収めて、ヨーロッパにおける AFV の巨人になっている。対照的に青息吐息なのがフランスの GIAT Industries 社だが、ここはもともと国営企業の親方三色旗。政府からの多額の資金投入で生きながらえている状況で、前途は予断を許さない。