警察官の犠牲

「後藤田長官ごくろうさん会」でのスピーチの要約

「私の五〇年の公職人生を振り返ると大きな心残りがある。それは、安保闘争浅間山荘事件の鎮圧のために、延べ600万人の警察官を動員し、殉職者十数名を含む、約1万2千名(全国で)の負傷者を出した。

中には、今でも一生完治しない後遺症に苦しんでいる人がいる。私は、警察庁長官として、警察官達に『忍耐』を求め、必要以上の実力行使を慎むように命じ、安保闘争浅間山荘事件を鎮圧することが出来たが、

その蔭にこうした犠牲を警察側に課したということについて、私は心が痛み、これからも、一生、私にとっての心の重荷となるであろう」

http://jiro-dokudan.cocolog-nifty.com/jiro/2006/03/341972_5813.html

"わが上司 後藤田正晴―決断するペシミスト 文春文庫 佐々 淳行 (著) "が出典らしい。




ネットだと、「撃たれてから撃ち返せ。いや、撃たれても得意の逮捕術で取り押さえろ」「普段訓練しているんだろ?できないなら辞職しろ」「それが警官の仕事だろ」っていう意見をよく見かけるが、自分はどっちかっていうと警察側の方に共感するな。