http://d.hatena.ne.jp/REV/20070526/p4
割と現代に近い未来の仮想戦記であれば、戦力比の大幅な改編はリアリティーが落ちると思う。
だから、戦力比の大幅な変更を避け、内部対立とか裏切りとかそういうので、数字を削ると。
あとは勝利条件。敵国の首都を占領、なんて国連体制以後ありえない姿なんで現実味は無い。ので、条約の改変とか、同盟の破棄とかなんとかとか、そんんなの。つまり、非能率的で、非統合的な大国と、能率的で統合された小国が限定戦をやって、一撃を与えて有利な講和(や同盟)を組む、そんな感じ。仮想戦記ならいいけど、現実にこれをやると、大国対小国の消耗戦となって国終了となりかねない諸刃の剣。
ということで、格差社会と不況に苦しむN国で長期与党が支持率を落とし、最大野党も政権を取れない間に、極右党首*1率いる党が憲法改正を謳い文句に若者の心を掴み*2、連立政権を樹立。しかし、改憲の動きは国際社会の非難を浴び、経済は好転せず、支持率が下降。国民の不満をそらすために、日本は竹島奪還を決行する(した!)
あたりを導入にして、N国とK国の、一進一退の戦いを設定し、クライマックスで、国交が冷え込む直前にN国に導入された虎の子*3ステルス戦闘機戦隊を、急遽改造されたスーパーイージス艦*4と、情報部の活躍*5で撃退し、制空権を失ったN国のAWACSとか護衛艦隊を潰せば*6局面的な勝利。厚い文庫本なら、対外戦争で南北融和が進み、義勇軍が…みたいな話でも可。対馬割譲は、嘘っぽいけど読者の希望次第か。