ネットマーケティング

悪の(?)口コミ「ステルスマーケティング」に気をつけろ!

口コミマーケティング、バズマーケティングといった用語に関連して、「ステルスマーケティング」という言葉もあるらしい。--http://www.heartlogic.jp/archives/2005/10/post_2.html

昔と今では環境が違う

今でも、昔のあの大ブームをもう一度、と煽っている人たちがいるけれど、その考えは明らかに古い。インパクトで大勢を引きつけるものがないからではなく、多すぎるからなのだ。宣伝の仕事をしている人は、この点に注意する必要があるだろう。宣伝の効率は低い。それは低迷ではなく、自然なことである。--http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/05/post_433.php

舞-HiME」の場合

これらを見事実戦したのが、2004年10月から2005年3月まで放送した『舞-HiME』であり今年3月まで放送した『舞-乙HiME』です。『舞-HiME』は、確かに優れたアニメでした。人気も出ました。アニメ@2ch掲示板に立ったスレッドの加速は凄かったです。続編も出来ました。でも、祭りと呼ぶほどの話題性と影響力はありませんでした。--http://home.att.ne.jp/wave/applepop/

その後の追記↓

 『舞-HiME』と『舞-乙HiME』は、確かに祭りと呼ぶほどの話題性はなかったのですが、DVDの売り上げは非原作付き完全オリジナルTVアニメの中でトップクラスです。むしろ、一番売れたと言っても良いくらいです。また、現在売っている『舞-乙HiME』は、前作よりも放送ネット局数が減ったにも関わらず、DVDの売り上げにほとんど変化はありません(微妙に減った程度)。地道な努力の結果って、こういうことをいうんですね。

エヴァの人気は長かった

単純な比較はおかしいが、『新世紀エヴァンゲリオン』のときは1〜2年ぐらい話題(人気)がキープされていたはずだ(劇場版が公開されるまで)。

ネット上でどんなに話題になっても、消費期限は3カ月、ってんじゃちょっとさみしい。

っていうか、それじゃネットなんてテレビのワイドショーと同じじゃん、っていう。

涼宮ハルヒ』のDVDの売り上げと、放送終了後の話題のなり方。

今の時代、ネットを取り巻く環境が(一瞬の話題だけではない)ヒットを生み出すことができるのか。

NDSの『きみのためなら死ねる

* 話題になるだけで消費される分野、実際に金が落ちる分野の峻別
o そもそも選択肢の少ない家電と、非常に選択肢の多い映像作品などの娯楽文化は違う
o その上、娯楽文化においても、文庫やCDなど低コストのものはいいが、アニメDVDのような高額なものはあまり金がいかない
o エロゲーは高額商品*1でかつマニアックな層向けの商品だが、そのジャンルでもネットでの口コミは2万本が限界といわれていたのを思い出す
* 失敗事例を集めて研究すべき。話題になったが、実際には大して売れなかったNDSの『きみのためなら死ねる』など--http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060611/netmarketing

同時期だったっけ?ネコミミモード。流行の絵師に一枚絵を描かせたり。

ネット時代の話題づくり:「ハルヒ」「ぱにぽに」「FFXI」が取った戦略

今までの常識でネタ作りをしたものが、ネット上の高速な情報交換に晒されたら、
それこそ数日で全てが明らかになってしまいます。今までは10のネタを用意していれば、
1のスピードで消費されるネタは10の期間だけ話題を作れました。ところが、
ネットの超高速情報交換網が存在する現在では、10のネタが10のスピードで消費され、
1の期間しか話題が持ちません。「ハルヒ」「ぱにぽに」「FFXI」が取った戦略とは、
 
 10のスピードで消費されるなら、100のネタを準備しておけ
 
という至極単純なものでした。それが今、何もかも飲み込んでしまうブラックホール
のようなネットのCrowdsの、計り知れない「知の欲求」を満たしているのです。--http://c-kom.homeip.net/review/blog/archives/2006/06/post_278.html


ネタといえばエウレカとか…


長期ヒットってなにかあったっけ?
http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/Dojin_chronicle


 ハルヒについていくつか。
 GW直前に、人気に火がついたが、書店ではほぼ売り切れ、そのままGW後まで重版はなかった。
 発行部数のシリーズ総計、を考えると、アニメ化直前が130万、GW明けで250万。
 特別に多いわけではない。少なくとも、普通のメディアミックス程度には売れると考えていたろうし、普通のメディアミックスの何倍も売れるとは考えていなかった(確信をもっていなかった)んじゃないかな。
 EDのCDも、売り切れが起こっていたみたいだし。