"『狼と香辛料』/伝承と数理をめぐって"

http://www.so-net.ne.jp/e-novels/hyoron/genkai/012.html

「香辛料」とは「商人」のメトニミー(換喩)である。「狼」(=伝承)と「香辛料」(=数理)。現代文学がいま必要としている想像力の類型を、『狼と香辛料』もまた、雄弁に物語っているのだ。