http://d.hatena.ne.jp/ktanku/20060331
一連のストライカー”欠陥”記事への反論
内乱者の最も危険で強力な兵器は自爆車爆弾です。10回の自爆車爆弾のうち4回はストライカーに
衝突し、500ポンド爆弾に相当する爆発が起きました。ある自爆トラックは155mm砲弾を52発積んでおり、(米国の2000ポンド誘導爆弾よりも10%増しの炸薬量でした)ストライカーから25m以内で自爆しました。
アメリカのストライカー旅団は世界戦略と共に
結論として、アメリカ軍が展開する全地球規模の世界戦略に依拠し、保有する500機あまりのC-130輸送機や60隻程度が建造されるLCSと相乗効果によって初めてストライカー旅団の本領が発揮される訳で、日本の海空自衛隊の輸送能力や陸上自衛隊の作戦範囲からはやや乖離しすぎているように感じる。
市街地戦を重視するイスラエル軍では装輪車両が殆ど採用されない
装輪車両が装軌車両に対して優れているのは値段と路上走行速度、足回りに被弾しても行動不能になり難い程度で、路外走破能力や車体容積、安定性といった戦闘車両として重要な性質は大きく劣る。
何よりも装甲防御力の限界が装輪車両は低く、市街地戦を重視するイスラエル軍で装輪車両が殆ど採用されてないのはこの為である。
昔の文章
戦車の意義--http://d.hatena.ne.jp/REV/20050924#p2
えーと、装甲先頭車両は目立つ。また、その戦力ゆえ、目の仇にされる。そんなとき、RPG程度は防げる装甲は欲しくない?というのが一点。
RPGにしろ、対戦車ミサイルにしろ、発射の煙や炎は目立つ。撃ったら位置がばれ、敵の部隊の目の仇にされる。人間は、12.7mm弾どころか、小銃弾で負傷する。可能なら、敵戦車は戦車やヘリでやっつけてもらいたい、というのが一点。
もちろん、無い戦車より、ある装輪車両、ということで、長い国境線を持つ国では、敵の橋頭堡に装輪車両で対応し、そして戦車を、みたいな雰囲気だったり。また、パトロールみたいな任務だと、装輪車両の乗りこごち(なぜか変換できない)の良さが好まれたり、という意見もあるらしい。