http://d.hatena.ne.jp/trivial/20060521/1148179632
一言でいえば「ライトノベルの主要読者とネットでライトノベルについて語る人々の間の年齢層の違い」がその要因ではないかと。なんだかんだ言ってもライトノベルは10代の少年少女の読み物ですから、それより年齢の高い人が読むときには虚心坦懐に小説の内容のみに目を向けるというよりは、ライトノベルを取り巻く環境をこみにして考察したり、それを肴にあれこれ語り合ったりする楽しみというのが大きいように思います。
野球を見るときに、虚心坦懐にプレイの内容にのみに目を向けるというより、オーナーがどうしたとか、選手の記録がどうとか、運営企業に買収が入ったとか気になったり、歌番組をみるときに、虚心坦懐に歌の内容にのみに目を向けるというより、オリコン何位とか、歌手のゴシップとかが気になったり、どうも私は虚心坦懐になれない性格のようです。SFやミステリーを読むときにも、虚心坦懐に先行作品を想起できないのが残念です。ライトノベルは、「教養」が無くても読めるところが気に入っているので、自分の日記がライトノベルの教養化に一役買っているとしたらちょっと悲しいことです。そのうち、ライトノベルも「1000冊読んでから話をしろ」と言われるようになるのでしょうか。本格ラノベに新本格ラノベ、ハードラノベ。すばらしい未来像。