「知識」の見分け方

「多くの人が正しいと思っている、間違った知識」の見分け方
https://note.com/fromdusktildawn/n/n28f46f9fd565

正しさには「レベル」がある。「正しいことはいつも正しい」数学物理学、もしくは論理学倫理学の世界と違い、臨床医学の世界では「正しさ」が相対的なのでこういう作業が必要になる。
あと、「降圧薬の投与/非投与」みたいなのは数万人のRCTが成立するが、稀少な疾患だとランダム化試験そのものが成立しにくかったりするがまあ。

Ⅰ システマティック・レビュー/RCTのメタアナリシス
Ⅱ 1つ以上のランダム化比較試験による
Ⅲ 非ランダム化比較試験による
Ⅳa 分析疫学的研究(コホート研究)
Ⅳb 分析疫学的研究(症例対照研究、横断研究)
Ⅴ 記述研究(症例報告やケース・シリーズ)
Ⅵ 患者データに基づかない、専門委員会や専門家個人の意見

https://ganjoho.jp/public/knowledge/guideline/index.html

RCTに非ずばエビデンスに非ず、って言ってるわけではなく、Expert Opinionも一応エビデンスとはいえる。ただ、例えば「コロナの専門家」っていうのは「コロナ治療に従事している」「コロナ解析に携わっている」人を指し、「コロナ患者もコロナゲノムも触ったことはないけど朝から晩までコロナのことを話している人」ではナイキはする。
「自分は「〇〇名の患者を診察している」って豪語するんだったら、「記述研究」でも投稿しろや」って茶々は時折見かける。