https://diamond.jp/articles/-/178542
江戸時代とか、中世は徒弟制度が必要な面もあたかもしれない。
当時、道具は高価で、材料も高価で、流通も信頼が大事であり、一見さんお断りかもしれない。
貴族の次男とか三男とかでもなきゃ、「おれ、一流のコックになるから、肉と魚と香辛料買ってくれよ!あと、包丁と、鍋と、フライパンとオーブンとIHコンロね! いろいろ試すからさ。ホシザキの冷蔵庫もね」なんてできなかっただろう(憶測)。
これが現在、「試行錯誤」に必要な部材具材器材情報が相対的にバカ安になっているので 、徒弟制度の必要性は下がっているのだろうな。
あと、昔の徒弟制度には、「ギルド外への情報流出やツール、部材具材機材の流通をコントロールし、取引先にもそれを強要」することでギルドを守り、ギルドの参加資格を得るために徒弟として低廉な労働を提供していた面もあたかもしれないが、現在では一人でも裏切り者がいれば情報は流出するし、部材具材機材はネットで買えるし、裏切り者にギルドがヒットマンを放つわけにもいかないし。
徒弟制度が残る部分ていうと、
- 徒弟であったことがステイタスとなる場合
- 「○○で修行!」からの「のれんわけ」志望の場合
- 試行錯誤が困難な業種
- 「ラーメン、1000杯の失敗作の上に、この一杯がある!」は成立しても、
- 「この術式には(略)」は駄目だろ
- 当然、ビッグなプロジェクトは徒弟制度的になる予感