どっかで見た風景

ふたたび転載。

1919年からワイマール共和国はインフレに。

借金のできる者、事業家、貿易商は借入で実物や不動産に投資すればインフレにより返済が楽だったので、巨額の資産を作れたといいます。

http://blog.goo.ne.jp/tgalmoh/e/8985faab1b7c1a053ec15e49595210fb

上流階級は、自由主義で大儲け。

そしてユダヤ人の中にそれが目立ったのが、後のナチスの動きにつながります。

一方で高級官僚や大学教授、年金生活者など固定給の中産階級は数倍のインフレによってすでに貧窮を極め、食料の入手さえ困難な状況になっていました。

中産階級は没落し

また労働組合は集団交渉力を生かしインフレ率に沿った賃金上昇交渉を繰り返し、知的労働者よりも肉体労働者の賃金が上回るようになりました。

労働組合共産主義の恩恵を受ける。


ここで、中産階級に、「自由主義を投げ捨てて、絶対王政にでも戻るのか」とか「共産主義を否定すれば、お前らだって労働条件が悪化するぞ」とか叫ぶようなものかな。