京浜東北線架線切断

乗客が、指示なく扉を開けたらしい。


常磐線三河島での列車三重衝突

常磐線三河島駅の東方350mにおいて、運転士の赤信号の見落とし、および停車手配の遅れによって、下り貨物列車、下り電車、上り電車の列車三重衝突事故が発生した。最初の衝突後、下り電車の乗客の多くが近くの非常用ドアコックを回して扉を開け、上り線側の線路に降り、三河島駅に向って線路上を歩き始めたため、上り電車に次々と撥ねられ、死者160名、負傷者296名という多くの犠牲者を出すことになった。

http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CA0000604.html

石勝線トンネル火災事件

http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/776.html

 真っ先に,なぜトンネル内で火災が発生した列車を止めたのかに疑問を感じた。北陸トンネルの急行「きたぐに」の火災事故では,当時の規則に従ってトンネル内で列車を停車させたことで大変な規模の被害になってしまったことから,火災発生時はトンネル内に列車を止めずに,まずトンネルを脱出することがマニュアル化されたはずだ。

 乗務員が車両の駆動部分の脱落のみを気にして,火災の認識がなかったのか,あるいは駆動部分が脱落したことで,列車の走行自体に問題が生じ,本来は火災の起きている車両をトンネル内で停止するのはやってはいけないことだったが,どうしてもトンネルを抜け出ることができなくなってしまったのか……,今後明らかになっていくのだろう。

 事故のあった第1ニニウトンネルは,長大トンネルが連続する石勝線では,約700mと比較的短いトンネルで,それを抜けるとまたすぐに長大トンネルに入ることになる区間である。とのトンネルとトンネルの間に列車を止めるのが理想だったのか,あるいはそこでは乗客の逃げ場がなくなってしまい,被害を大きくする可能性があったのか。その場合には,短い第1ニニウトンネルで止めたことが,最善の策だった可能性もある。
 車掌が避難を呼びかけるアナウンスをしなかったことも問題になるだろうが,想定外にトンネル内で停止してしまったことで,トンネルから外に出す/列車が動かないという状況で,煙の充満しているトンネル内に避難するというマニュアルの想定外の指示ができなかった可能性も考えられる。

参考
http://shosuzki.blog.jp/archives/8615497.html