読書中

アウトバーン建設に代表されるケインズ政策でドイツ経済は立ち直った」っていう命題を結構信じていたが、これは、「粉飾決算による見かけ上の好景気で、債券(手形?)の償還が来るとやばいことになった筈」らしく、「開戦しなければ名政治家で終わっただろう」っていう仮説はあるが、「開戦しなければ破産していた」というのが実情ならしい。で、本には、「アウトバーン建設はヒトラーの発案ではない」「アウトバーンも当初は有効利用されていなかった」など記されているが、陳腐だろうと、だれでも考え付くことだろうと、それを実行するには「カリスマ性」か「国民の支持」か、その両方が必要なんだろうとは思う。