2007年1月のiPhone短感

「2007年1月9日に開催されたアップル製品の展示会のひとつ、Macworld Expo 2007にて発表」の頃ね。

http://d.hatena.ne.jp/REV/20070111/p5

 で、iPhone。着たい*1株が売りか買いか、と言われると、保留だなやっぱり。
 OSを乗っけたり、デザインを強化したり、グラフィックに凝ったりすると、その分のコスト高になるわけだ。その点、従来型の携帯端末は、安い軽い速い。そう、初期のMP3プレイヤーが、電池寿命、収録曲数など、多くの面でMDに負けていたように。

まあ、そんな感じ。

従来型(特に日本の)ケイタイ「端末」は、キャリアのインセンチブとJASRACを背景に、実情より「安い」端末をユーザーに売ることができるのに対し、iPhone(的なもの)は、それが普及した場合、ユーザはiPhoneと契約し、通話は「屋内無線LAN」「公衆無線LAN」「携帯電話」と、安いものを自動選択なんていう(キャリアにとっては)悪魔的な方法もありうるな、と思った。

 えー、iPhoneApple直販、キャリアは従量制課金というシステムを前提に考えていたことが読み取れる。定額制なら、WiFi使わせた方がキャリアにとっては良いわけだ。また、「買い替えさせて、リッチなコンテンツを使わせ、iModeや通話料で稼ぐ」モデルを考えていたが、「他社から利用者を移転させ、基本料金・定額料金で稼ぐ」モデルは考えていなかった。ちな、pocket WiFi の発売は2009年の暮で、それまで、セルラーで定額データ通信っていうのは考えていなかった。
PHSは定額だったが)

*1:期待、のTypo