パンクのたとえ

「これはパンクしていますね。修理が必要です」
「修理すれば、二度とパンクしませんか?」
「パンクします」
「そんなんじゃ修理したくありません」
「走れないだけですね」
「なにそれひどい。あんた、顧客の心に寄り添ってない。留保の無い生の肯定を!」
「まあ、パンクしない車輪もありますが*1、何百万かかけてそれに交換するより、パンクしたときにまた修理するほうがいいんじゃないっすかね」



修理後




「これでもうパンクしませんか」
「します」
「そんな、ひどい!」
「たまに、『このタイヤ大丈夫』て言われたのを信じて、パンクしたタイヤで走り回って下回りぶち壊す人がいるので気をつけてください」



なんていうか、炎もあがらず煙もたってなく、室内で皆が和やかに暮らしている家に放水する必要はありません大丈夫です、って言われたからって、炎上の最中、だって大丈夫って言われたもんと言い張る人のメンタリティは留保の無い生の肯定なんだろうな。