"子供の頃、何が欲しかった?  〜iPodのマーケティングとソニーの凋落"

http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20150108/1420678610

 そういう質問をいろいろな人に様々な場所でアトランダムに聞き出すと思わぬ傾向が見えてくる。

 たとえば今25歳の女性は、小学校の頃ほぼ必ずMDウォークマンを欲しがっている。
 誕生日やクリスマスやお年玉で、なんとかしてMDウォークマンを手に入れようとしていて、実際に入手

している。

今、25歳っていうと、1990年頃の誕生か。96〜02頃に小学生。まさに、MD全盛期。
MDは1993発表*1

CD-Rは、倍速のCD-RWが発売されたのが1996位。Burn-proofの12倍速が5万円なのが2000年とな。

*2

世界初のMP3プレイヤー、mpmanが1999*3
で、iPodが2001年10月24日。



なんだかんだといって、1990年代後半は、MDは悪くない選択だったような気はする。CDをレンタル屋で借りてきてMDに入れたり、誰か一人が買ったCDを皆で回してMDに入れたりするのは、カセットテープより容易だったんじゃないかな。そして、CD-Rが普及したのは、iPodが普及し始めた頃になる。mpmanなど、シリコンオーディオの存在は話題になっていたが、誕生当時は、回転部分を持つカセットやCDやMDより、重く駆動時間が短かったような雰囲気はあった(飛躍的に軽いとか、飛躍的に長かったわけではない)。



http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/980501/mpman.html

このまま発展すれば、mp3対応のCDプレーヤー(ノートPC用CD-ROMドライブにmpデコーダーを内蔵すれば完成)が出る可能性もないとは言えない。そうすれば、普通のCDも再生できるほか、640MBものmp3データが入ったCD-ROMやCD-Rも再生できてしまうわけだ。世界初のmp3対応家電品として登場した「mpman」が衝撃の問題作といわれるゆえんは、このあたりにある。

 この「mpman」、今後のことを考えればエポックメイキングな製品となることは間違いない


転送も遅く、USBでのデータ転送が実用的になったのは、USB 2.0の普及以降。
USB 2.0は2000年に仕様発行とあるが、Thinkpadで1.1から2.0になったのは X30から。2002年11月。


"USB 2.0のパフォーマンスを検証する"
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010712/usb20.htm




2005年には

今日、ヨドバシに行ったら、きれいなOLさんが、
ソニーのiPodは色がきれいね」
って言って、店頭展示品を見てたぞ!

http://d.hatena.ne.jp/REV/20051122/p12

この有様だったが。