タブレットの終わりとハーフボイルドワンダーランド ←特段意味はない

http://jp.techcrunch.com/2014/08/30/20140829tablet-growth-now-expected-to-be-flat-in-north-america-and-europe-this-year/
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=14420
http://coziest.net/?p=1124


えー、日本で、一時期、SUVが流行ったことがある。当時はSUVとは言わなかったかな。都市型のクロカン四駆はそれまで存在せず、山猫も杓子もパジェロを買ったものじゃ。ブームが終わり、SUVの国内販売は縮小したが、一部自治体等には根強い需要があり、ランドクルーザー70はそういう声に応えた面もあるという。道路がある限り、ハイエースカローラバン*1があればどこにでも行ける気はするが、災害や道路以外のところに行くにはSUVが必要だものな。

一人が複数台所有していることや業務用(店舗の説明用はまだしも、いまや回転寿司のメニューとかにも大量に使われてますよ)を考えてもアーリーマジョリティまではほぼ行き渡り、大量のテレビCF投入で「よくわかんないけど使ってみたい」というレイトマジョリティの人にまで届いている時点で、ほぼマーケットは普及し尽くしたのではないかと考えてる次第です。
PCは仕事や本気モードの作業には必要だし、スマホは単に他人とのコミュニケーションに必要だから買う。しかしタブレットは「手元ですぐ調べたい」という知識探求欲が無いと投資しづらい。これがタブレットが先進国で頭打ちになってきた理由の1つでは無いかと思うわけです。

そんな感じ。


ある種の、流行追いかけ派は、「タブレットがPCを置き換える!」というセンセーショナルなキャッチフレーズを掲げたけれど、「PCを捨て去り、タブレットで代替する」ところにまでは行ってない雰囲気。だけど、ファブレットはタブレットの下位を侵食し、タブレット(や、2 in 1のハイブリッドノート、キーボード付きタブレット。OSはこの際問わない)はコンベンショナルなPCの下位層を侵食している雰囲気。ちなみに、一時期、iPadの成功に懐疑的で、そして、現実に成功しているのを見てその実力を理解したのは、「PCのようにオフィスやフォトレタッチソフトは使えないが、Webサービスがそれを代替する」見込みがあったから。ただまあ、いまのところ、ワードやエクセルやパワポWebサービスに駆逐されてはいないようではある。

ファブレット問題

ちょっと前に書いたような気もするが忘れた。
iPhone、iPhone4くらいまでは3.5" ディスプレイで、iPhone 3Gは320×480というピクセル数。最初から、5"ディスプレイだったら、「携帯電話のリプレイス」としてのローンチは出来なかった気がする(できたかも、もしかすると加速していたかもしれないが)。でまあ、いまは、マルチプラットフォーム・複数解像度対応アプリやサイトが増えて、解像度が変わっても困らないし、ファブレットならマンガ読めるしな。