"臨床改ざん疑惑、厚労省が告発者名を漏洩 研究責任者に"

2014年1月18日11時12分

 アルツハイマー病の治療法確立を目指す国家プロジェクト「J―ADNI(アドニ)」を巡り、厚生労働省が臨床研究データの改ざんを指摘する実名入りの内部告発メールを無断で告発対象の研究チームの責任者に転送していたことが分かった。内部告発者の人権を著しく損なう行為で、国家公務員法守秘義務)や内規に触れる可能性もある。

http://www.asahi.com/articles/ASG1K4DFCG1KUUPI11B.html

 厚労省認知症・虐待防止対策推進室によると、担当専門官に「改ざんが数十例ある」というメールが届いたのは昨年11月18日。J―ADNI事務局側がデータの書き換えを指示した文書と、その通りに書き換えられた検査記録が添付されていた。専門官は翌日、「研究チーム内で対処すること」と判断し、代表研究者の岩坪威東大教授にそのままの文面と添付資料をメールで送ったという。

で、通報者は人格批判をされ、事務局には「人間関係のトラブル」と釈明されたそうな。