"ついに容量5TBのハードディスクが2014年に登場、2020年には20TBへ"

http://gigazine.net/news/20130911-seagate-ship-smr-hard-drive/


3.5" HDDは、長らく -- 2011年夏のタイ水害以来 -- 3TBが容量当たり最安値で、4TBがプレミア価格という状態だったけど、徐々に4TB製品も価格を落としてきた。5TB製品の登場は「やっと」という印象はある。

4TB
(3.5インチ) 最安値16,980円(先月比+500円)
平均値17,472円(先月比-50円)
3TB
(3.5インチ) 最安値9,980円(先月比0円)
平均値10,586円(先月比+27円)
2TB
(3.5インチ) 最安値6,980円(先月比0円)
平均値7,409円(先月比+40円)

http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/price/monthly_repo/20130829_613141.html

「Cold Storage」、「Cooling Storage」

HDDについては、今後ヘリウムガスを封入した「シールドHDD」を展開。ヘリウムガスを封入することで、空気抵抗が減りディスクの振動を抑えられ、現在の3.5インチHDDフォームファクタに7枚のプラッタを搭載することができるようになるという。これによって容量が40%以上向上し、TBあたりの電力を49%低減。データセンターにおけるデータ密度向上に貢献し、消費電力、信頼性、冷却効率、システム重量など、データの肥大化に伴うデータセンターのさまざまな課題を解決できるようになるとした。

 また、シールドHDDにより、「Cold Storage」、「Cooling Storage」と呼ばれる新たな分野を開拓する。Cold StorageはI/Oの頻度がそれほど高くないアーカイブ、バックアップ、スナップショットなどに使われるもの。主にテープドライブの置き換えを狙ったものだ。一方Cooling Storageは、徐々にI/Oが低下するアプリケーション向けのもの。例えばTwitterFacebookなどのソーシャル・ネットワークは、時間の経過とともに情報の価値が下がり、アクセス頻度が低下する。そうしたデータをCooling Storageに移すことでより低コストでデータを維持する構想だ。

 Cold StorageとCooling Storageは、このシールドHDD技術を基幹とする。先述の通り、シールドHDDでは7枚プラッタを封入でき、記録密度を向上させられるが、Cold StorageとCooling Storageではプラッタの回転速度を下げるなど、低速化をすることで、容量あたりのイニシャルコスト/ランニングコストを現状から下げられる。

 これは「格納しきれないデータ」問題に対する1つの答えだという。冒頭で述べた通り、市場のストレージ容量へのニーズに、HDDの高密度化の技術が追いついていないのが現状だ。特に今後増加するとみられるビッグデータ分野などでは、その問題が顕著になり、創出されたデータが行き場を失うことになる。その分野でHDDの可能性を拡大させるのがCold Storage、そしてCooling Storageのコンセプトであると同社は考えている。それを実現するための第1歩とも言えるのが、記録密度の向上とコスト低減を両立させた、ヘリウムガスを封入したシールドHDDである。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130605_602217.html

いっそ、5インチHDDを再発明しちゃいなよ!

http://tyosiaki.hamazo.tv/e2534399.html