「一体どんなものを“ライトノベル”というのだろう―小説とライトノベルの境界線」を読んで感じた事"
http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2013/03/17/143125
何かを定義すること、の問題を考えないといけないかな。
たとえば、「国」を考える。地理的障壁・歴史・民族。このへんが要素として計上できるかな。日本の場合、概ねこれは自明なものだ。海に囲まれ、国境線が動いたことはあまりなく、そして、ほぼ民族構成は均一になっている。これが、中東や欧州、アフリカでは、地理的障壁がなく、国境線はしばしば変更され、民族は複数がモザイク状になっていたり、国境線で民族が分断されていたりもする。そんなところで、「国」を定義するのは厄介なものに違いない。
「一般文芸大陸」の東南に位置し、大陸と海で隔てられた「ライトノベル島」は、豪族同士の争いはあるものの、ほぼ同じ文化圏で見通しがよかったが、地殻変動*1で大陸と地続きになりつつあり、また、「ライトノベル島」の南東には、理想郷だか何とかポリスとか言われる勢力が勃興し、「ライトノベル島」に侵攻。大陸東側のボカロ民も「ライトノベル島」に上陸し、みたいな昨今では、「ライトノベル島」の解説も大変そうである。
"創刊3周年を迎えたメディアワークス文庫を振り返る"
http://d.hatena.ne.jp/nyapoona/20130307/1362645402
一時期の越境ムーブメントが、「一般文芸みたいなラノベ*2」を目指したが今一つで、その後、「ラノベみたいな一般文芸」が増えてきて、その変曲点がビブリア、って印象。