電子書籍はページがうまくめくれない

「「電子書籍は、紙書籍のページめくり感覚がないから駄目だ」という意見はダメダメ」という話はあるが、しかしページめくり感覚は大事かもしれない。

BookLiveのビューワーは、読書位置を同期し、複数端末で読む位置を同期できる設定がある。が。同期に失敗するとリセットされてしまう。そんで、あっと気づくと、読む位置が最初にもどっている。そこから、元の位置に戻るまでが結構大変。紙の場合は、おおまかに開き、そこから一枚ずつめくっていけば割と簡単に頭出しができるのだけど。BookWalkerにはその機能がないので問題なし。
そして、物語を読んでいて、「この人だれだっけ?」ということがよくある。一冊で、主たる登場人物が一桁という話ならいいのだけど、彩雲国物語とか、境界線上のホライゾンとか、もうわけがわからない。すると、関東の人物表、じゃなくて巻頭の人物表を眺めながら読むことになる。電子書籍だとこれが難しい。紙書籍の場合、右手の指で人物表を押さえておき、左手で読み進め、両方を開きながら読める。そういうのがやりにくい。もっとも、これは電子書籍一般というより、小さな端末で読む場合の制約であり、マルチモニタで読むなら、一枚は電子書籍の本文、もう一枚に電子書籍付録の注釈リーダーでウインドウをポップアップ、という形式は可能ではあろう。そんなのみたことないけど。