Wikipedia, スピーカーの項目

ドンシャリ好き

原音を追求しようとするとドンシャリに行き着く。これは住宅事情と人間の聴覚特性による自然で合理的な帰結である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC

防音壁を備えた完璧なオーディオルームを持つ裕福なオーディオマニアにとっては、原音と同じ音量で音楽を聞くことができるのでドンシャリは必要ない。このため、ドンシャリ好きはバカにされることが多いが、一般の家庭では耳の肥えたマニアでさえ、既存のスピーカーシステムにスーパーウーファーやツイーターを追加して、いつの間にかドンシャリになっていることが多い。ドンシャリは、小音量でしか聞くことができない庶民にとって、コンサートの迫力や音質に少しでも近づくための合理的な方法であり、恥ずべきものではない。

歪好き

一般にスピーカーの歪は嫌われるはずだが、やはり住宅事情により多少の歪があった方が良い音に聞こえるという逆の現象が起こっている。

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しかし、歪の大きいスピーカーは邪道であることに変りなく、クラシックは素晴らしい音だがボーカルが変に聞こえるなどのように、音源の種類によって音の良し悪しが変わるというジレンマがついてまわる。これは、歪が原音にない音を作り出すことが原因であるから、スピーカーを歪の小さいものと交換する以外に改善する方法はない。これに気づかないマニアは、アンプを交換したり、スピーカーケーブルのつなぎ方を変えたりなど、虚しい悪戦苦闘を延々と続けているのである。