バイキング

バイキングといえば、火星探査船だか、QuantumのHDDだか、大空魔竜…

 帝国ホテルに「バイキング」が誕生したのは、1958年8月1日。帝国ホテルはこの出来事にちなんで、8月1日を「バイキングの日」と定めている。日本記念日協会は今年、この記念日を認定した。

http://waga.nikkei.co.jp/play/gourmet.aspx?i=MMWAd4000002072008

 伝説的料理長の村上信夫が発案したという。

 パリで料理修行中だった、若き日の村上は57年、当時の帝国ホテル支配人から、北欧の伝統料理「スモーガスボード」を研究する命を受ける。スモーガスボードは客が好きな料理を好きなだけ選んで食べられる食べ放題形式の料理。名前はスウェーデンの言葉で「パンとバター(smorgas)のテーブル(bord)」を意味する。

http://waga.nikkei.co.jp/play/gourmet.aspx?i=MMWAd4000002072008

 帝国ホテルやホテルオークラなどの高級ホテルで、ランチバイキング(2500円〜5000円程度)やケーキバイキング(1500円〜3000円程度)など食べ放題のサービス「ホテルバイキング」が定着している。

 これまでバイキングといえば焼肉店や寿司屋などの専門店がファミリー層獲得のために手ごろな定額料金で行う食べ放題サービスという印象が強かったが、最近ではローストビーフ、ズワイ蟹など高級食材を盛り込んだ一流ホテルのバイキングが女性に好評を博している。

 利用した客からは「高級食材をバイキングで提供したら利益は出ないはず。宿泊客集めの苦肉の策なのでは? 」と疑問の声もあがるが、はたしてどのようなカラクリになっているのか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091123-00000001-sh_mon-bus_all

 つまり、帝国ホテルは50年の長きにわたり、苦肉の策を続けてきたのか。ご苦労なことである。たぶん、焼き肉店や寿司屋のサービスを超能力で先取りしたに違いない。タイムトラベル乙であります。


ちなみに、帝国ホテルだとズワイ蟹の足が丸ごとでるような事例は、極めて稀と思われる。昼は、ローストビーフも多くはない。パイ包みとかね。京王プラザホテルだと、蟹足は、スポット参戦だったような。あと、ホテルバイキングだと、飲み物有料で、そこで取り返そうと頑張っているwような気はする。ニューオータニだと、一部メニューは有料で作ってくれるのだけど、成功しているかどうかは不明。