「部門の問題」と「部門の問題に過ぎない」の差について

 部門には、部門の問題があり、厚生省(という呼び名は古いけど)には、医学的な問題が出てくる。「インフルエンザのワクチンを3日で1000万本作りなさい」「うん、それ無理」「そんな、医学上の問題に過ぎないことで拒否してはいけない。民意はそれを欲している」なんていう大臣がいたらどうなるだろうか。別にどうにもなんないか。
 同様に、国土交通省には、建築学的な(地質学的な)問題があり、それを無視することはできないし、文部科学省には教育学的な問題がある。やはり、防衛省には軍事学的な問題があり、過ぎない、と言えばなくなるわけではない。
 もちろん、部門は部門なんで、一部門のために全体を奉仕させる、というのは、正しい姿とは言い難い。国土交通省のために、国の予算を注力するとか。別に普通か。