もっともシンプルな物語類型

村上龍はかつてすべての小説は「人間が穴に落ちる」「穴からはいあがる/穴の中で死ぬ」という話型でできていると道破したことがある。

念のため、ブクマコメントも転記。

物語の方程式なんて、昔から云われてたことじゃん。村上龍は「自分で車輪を発見した」のかもしれないけどさ。でまた、その方程式からいかに逃れるかってのが、ポストモダン以降の文学の流れな訳だし

http://b.hatena.ne.jp/daddyscar/20060324#bookmark-915198

 従来型だと、「主人公(小説家だったり)が、弟子の女性に不倫の恋をし」「解決する/心中する」みたいな類型になるのかもだけど、それでは中高生は読まないので、
 「主人公が穴に落ちる(と、そこは魔法の使える世界だった!彼を召喚したのは髪が桃色の(ry )」という話型になる。
それじゃあ、文学っぽくない、という人は、梯子かなんかで古井戸に入り、そこでねじまき鳥クロニクルでもよめばいいんじゃないかな。