理由を言わせる上司/親

http://anond.hatelabo.jp/20090629142445
デノテーションとかコノテーションなアレかな。

要するに、上司/親は、純粋な手続き上の問題(時刻は24時間形式に統一するとか、年号は西暦に統一するとかしないとか)でなくて、リソース投入の多寡、親への感謝の有無を(黙示的に)問題としていて、質問された人は、アドホックな理由を言うと「それはアドホックな理由だね」と棄却され、真の理由、「そこまで会社に忠誠を誓えねーよ」「そこまで親に感謝してねーよ」と言えずに悶々とする、と。
あと、好き嫌いは、ロジックによって変わるわけではなく、理論的に説明できなければ好き嫌いが解消されるわけではない。

気恥ずかしいこともあるし単純に言葉で表現し辛いこともある(たとえばバラエティ番組で、無理矢理笑っている感じなどが非常に嫌いだったが、それを言葉で説明しろと言われても困る)。だから「なんで」と聞かれる事自体嫌だったが、それでもとりあえず説明すれば、親は決まって「なんでそんなこと思うの。そんな事思うなんて変」とピシャリとやり、「そんな理由で嫌だと感じるお前は変だ」で終わりだった。ちょっと頑張って「いや、だから……」と更に説明を試みても、かえって火に油。なぜか親はどんどん怒り、「なんでそんな変なこと思うのか。おかしい。考えすぎだ」とカンカンになる。そして怒られて泣きそうになる。

http://anond.hatelabo.jp/20090628172950

 食べ物で嫌いなモノがある人は少なくないけど、「なんで」と訊かれると困るだろう。「みんな美味しいと食べている」「栄養がいい」「哲学者が原書でなんか言っていた」とか言われても、嫌いなモノは嫌いだろう。「じゃあ、○○の本読んだのか」と言われて口論になると、喜劇なんだか悲劇なんだか。