"赤の他人同士が迷惑をかけ合って生きていることに対する社会的な不寛容"

記憶で書くが、94年に刊行され250万部から売れた上の本に次のようなことが記してあった。俺は喫煙者である。喫煙者の煙が迷惑と人は言う。しかし言わせてもらえば、俺がタバコを吸いたいときにそれを我慢することは俺にとって迷惑である。人は迷惑をかけ合うことによって生きており、「非喫煙者にとってのタバコの煙のストレス」と「喫煙者がタバコを我慢することのストレス」とでは、後者のストレスの方がよほど大きいことを俺は知っているのである。

あまりのことに当時、私は感動した。松本さんまじぱねぇっす。いや、この松ちゃんらしい大真面目な超論理は一抹の真理を突いていたとは思う。要するに、問題の要点は公共の利益ではない、赤の他人同士が迷惑をかけ合って生きていることに対する社会的な不寛容である、と。

http://d.hatena.ne.jp/sk-44/20090420/1240199212

 芸能人が写真週刊誌に報道されるストレスと、非芸能人が写真週刊誌でゴシップを読めないストレスとは、どちらが大きいのでしょう。喫煙には寛容で答えるべき。私生活の報道は寛容に自粛すべき。ホント、社会は不寛容ですね。