天下の回り物理論

しかしそれを言ってしまうと、広義のクレジットバブルで利益を得た人は、世界中に数知れず存在します。これはウォールストリートだけにとどまる話でも、ひいてはアメリカだけに留まる話でもありません。例えば日本経済も、アメリカの好調な消費とドル高のおかげで製造業が大いに潤い、大きなメリットを受けたと言える気がします。

http://wallstny.exblog.jp/9923262/

 ボーナスが減った分、それは国庫を通じて国内に還流し、納税者の負担を減らし、回りまわって大きなメリットを受けるんじゃね?

しかし金融機関の社員に対する報酬制限は、根本的な問題解決、つまり今後の金融危機を妨げることには、全く繋がらないと思います。そんな事をしたら、単に優秀な人材がTARPを受けていない会社に流出し、TARPを受けた会社の復活を遅らせるだけな気がします。

重要なのは、大手金融機関が破綻しないようにすることであり、極めて単純ではありますが、そのレバレッジを規制することが、もっとも効果的に、システム全般に効果を行き渡らせる方法なのではという気がします。また、前回に書いた社員のインセンティブシステムの長期収益ベースへの変更も、短期的な過剰なリスクテイク行動を妨げることに、ある程度は役立つかもしれません。

http://wallstny.exblog.jp/9923262/

なんか、教育とエージェント育成があればMDは要らない議論を思い出した。


 いや、25万ドルが、ウルトラスーパーハイ高給だというつもりはないけど、「破綻しそうだから、公表前にボーナス確定させようぜ」っぽいのが気になる。