『認める』べきではない。けど、『罰則』は社会通念の範囲内で。

学費滞納を1人認めたらどんどん増えていって学校や教育が成り立たなくなるかもよ。それでも高校3年間授業を受けさせてもらっただけ有難いと思わないと。解決するには中等教育の無料化だろうけど金かかるから難しい。

http://b.hatena.ne.jp/kabutch/20090308#bookmark-12418271
http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20090309/p1

 個人の二次創作を出版社側は「認める」とは絶対言えないとか、軽微な速度違反を警察は事実上黙認しているけど、制限速度違反を絶対「認めない」だろう、とか、そういう話に捉えればいいのか。「認めない」と、「卒業証書の取り上げ」との間には、距離がある。「請求書を郵送し続ける」くらいだって、「認めない」範疇に入るだろう。

 学校側が、もし、「あなたは払いたくなければ払わなくていいですよ。滞納を「認めます」。好きなときに払ってください。誰でも、手続きはこの紙一枚で」とか言うなら、それは教育が成り立たなくなるかも。そういう極端な例と、また、中等教育の無料化という、極端な例でもって、ある意見を補強するのは(中略)かもしれない。
 とはいえ、「家庭に金銭的余裕があり」「なおかつ、滞納を続け」「分納とか、納付の誓約書など、納付の意思を全く示さない」人間が出現した場合、どうすればいんだ。

しかしまあ

 商売には、いくばくかの損失金*1はつきもので、その100%徴収を目指すと、ドアの前で大声を出したり、職場に乗り込んで騒いだりという回収が行われるようになる。そのへん、締め付けすぎるとろくな事にならないので、一定額は損失金として、なんとか落としているのだろう。学校の場合、教育委員会が学校を締め付け、議会が教育委員会を締め付け、住民が議会を締め付けているのかと思うと、悲しい連鎖ではある*2

*1:「法人が意図しないで不可避的に生じた支出や法人が事業遂行上の必要上生じた資産の損失をいう。例示すれば、風水害、盗難等の偶発的な事故によって生じた滅失損やその他貸倒による売掛金の喪失、消滅時効の完成による債権の消滅等である。」みたいなの。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%90%8D%E9%87%91

*2:たぶん、どこも皆「損は出すな。やり方は知らん」とだけ指示し、「コンプライアンスに従い徴収業務を行え。逸脱する分は損金処理を行うので、逸脱しないように」とは指示しないんだろうな