オタクの分類手法

ブックマークを探してみたら、「オタクというコミュ(13)# オタクという世界観(8)# オタクという性格(8)# オタクという生き方(13)# オタクという趣味(13)# オタクの濃度(3)# オタクの要件(5)」このくらいタグがあった。

オタクというコミュ(二ティ)

 どっか、マジョリティーに疎外されていると感じている人間は、帰属できる集団を探すこともある。そんなわけで、所属要求にドライブされた人間は、オタクというコミュニティーに帰属しているかどうかに敏感な場合もある。でまあ、○○はオタじゃないとか、裏返しになると、俺はオタじゃないとか、そういう話題になる。

オタクという趣味

オタクのランキング*1、みたいなもの。趣味の「対象」に着目した分類。
スポーツや旅行などはリア充っぽくて、美少女ゲーはハイエンドオタ、みたいな。もちろん、アニメというジャンル内でも、ランキングはある(というか、ランク付けの動きはある *2)。
ただ、一般的にリア充っぽい趣味であるスポーツでも、選手の経歴やアイテムをコレクションし、交流や実践を伴わない、オタクっぽい行動様式も実施しうるし、オタっぽい題材でも、(少なくとも仲間との)交流やフィジカルな実践を伴う、リア充っぽい行動もとりうる。

オタクという性格

 コミュ力の高低、社交性の大小、明るいとか暗い、とか、心理学的な形質。ちょっと形容が難しい。

オタクという生き方

 少し広い視野でみた分類。リソースの多くを、仕事や、一般にいわれるレジャーでなく、趣味に投入
する場合の話。ファッションに対して、金銭的・時間的リソースを投入しないと、オタク的なライフスタイルと言われるかもしれない。あと、自分がリア充でないと「自覚した」後、「脱オタ」を目指さず、「俺はオタクとして立派に生きるんだ」と決意する場合の話。まあ、オタク道への殉教を決意したからといって、オタ神がオタ天国へ招いてくれるとは限らないので、難しく考えなくても構わないとは思う。

オタクという世界観

 自分でも、何を意図してつくったタグが忘れている。
 おたく→オタク→OTAKU*3という史観かしら。



オタクの濃度・オタクの要件

 こういう要素で以って、「俺はオタ(だから偉い)」とか「俺はオタでない(から偉い)」とか、キャッキャウフフな議論がなされる。そうしてキャッキャウフフな人たちも、こういう文章を書く俺も、メタオタに分類されるのかもしれないな。

*1:http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/OtakuRanking

*2:http://grev.g.hatena.ne.jp/REV/20090218/p1

*3:架空の第三世代オタク。ベネツィアビエンナーレの終幕と共に崩壊。リーマンショックアメリカでのオタクコンテンツ市場のシュリンクと共に更地になった。