乾燥という文字が、感想という文字を出そうとしたら出てきて、デシケーターとルビを振りたくなる

 …パラベラム買わなきゃ。

それでも、作者の主張らしきものを纏めてみると大きく三点ぐらいあって、「ウェブもいいけど本&リアル書店には譲れない魅力がある」「ブログからはじめてゆくゆくは本を書いてみよう。本を出版すれば人生は豊かに」「日本の出版界はマーケティングが弱い。本を出すなら売り方も考えよう」という感じかしらん。……それにしても、「ブログを書いてれば、文章力も磨かれて、そのうち出版社から声が掛かるよっ!!」みたいな話はどうなんだろう。や、ちょっとした原稿依頼ならともかく、「本を出しませんか?」という話はかなり特殊だと思うし、そもそも、そんなに文章力ってアップするものかしらん?

http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/2008_10.HTM#d29_0

 書店の欲望喚起機能というのがあって、実際の本を手に持つと、多くの場合欲しくなる。例外的に、「重いので荷物の無いときに買おう」という文庫本もあるけど。なんで、選んだ感を増やすため、メガ書店がクローズアップされるわけだ。対照的に、Blogや書評からダイレクトに購入できるAmazonね。その対比。
 専門書なんかの場合、類書と比較して読んでみないと内容の良否(その読者にとって)が分からない場合があったりするのと、反対に、通常の書店では入手できない分ネットに頼る、という対比があるか。

 あと、文章力というのは、割と漠然とした言葉なんで…
 長大な小説を書き、出版依頼が来る、なんて場合の文章力と、画面一枚くらいのエッセイが人気になって、出版の依頼が来るのでは、「文章力」といっても違いがありそう。