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一杯食べる子には、一杯ご飯が与えられるのがこの世界。
いや、別に自分で食べなくてもいい。
沢山よそって、お皿が空になればいい。
実は、誰かに喰わせているのかもしれない。最初は、ぱんのヒトカケラかもしれないが、そのうち、牛一頭とか与えられるようになる。なんとかして、残さず食べると、また牛を貰えるかもしれない。
おなか一杯とか、まずそうとか、天気が悪いとか、方角が悪いといって、残してばかりいると、ステーキがハンバーグ、そして野菜炒めになるかもしれない。牛一頭もらうヒトも、自分で頭から尻尾まで食べるわけでなくて、実はバラしてバラは焼肉、サーロインはステーキ、モモはローストビーフ、テールはシチューにしてみんなに食べさせているのかもしれない。
そういうヒトから、ブロックで貰ってきて、スライスしてみんなで食べるヒトもいるし、できた料理を理由をつけて食べたり食べなかったりするヒトもいる。
全部自分でたべなきゃ、と無理しておなかを壊すひともいれば、ヒレとか特上カルビだけ食べて、不味いところを他人に食わせるヒトもいる。そんな感じ。
