意識の問題

http://anond.hatelabo.jp/20080225114353

それは『意識』の定義づけ次第で、確認できるか否かが決まることでしょ。

まず、自分とまったくおなじ『意識』を持ってる人間は厳密には存在不可能だよ。(限りなくゼロに近い時間なら存在可能かもしれないけどね。)二人目の自分を作った時点で、その二人目は、コピー元の自分とは、文字通り、違った立ち位置で生活するようになってしまう。見る景色も感じる経験も違ったものになるから、当然、意識もコピー元の自分とは違ったものを持つようになる。一卵性双生児をイメージすると分かりやすいかも。

そういう前提があった上で、じゃあ、たとえば、あなたの考える、『意識』って何?ということ。計算ができること?しゃべれること?あるいは、なんらかの感情があること?五感で感じた感覚を楽しんだりすること?これらであれば、コピーした二人目の自分の行動を見ても確かめられるし、脳が発する電気を測定しても確かめられる。なにを『意識』と呼ぶにせよ、意識とはなんであるのかが定義できれば、意識は測定できる可能性が生まれる。あとは、測定する技術の開発を待つだけだ。

http://anond.hatelabo.jp/20080225124324

 個体は実在するし、個体の中の原子は絶えず入れ替わる。原子のなかの電子陽子中性子などなどは、位置さえ確定できない。でも、ちょっと高等な生物は、個体を実在し、継続するものと考える。


 まあ、PCのハードウエアを量産するのは簡単だけど、ソフトウエアを「同一に」インストールするのは難しいし*1、起動状況、つまり、メモリのマッピングとかスレッドの実行状況を合わせるのは難しいという話かも。
 原子コピー機、つまり、左に自分のPCを置いて、原子一個ずつコピー、メモリモジュールやCPUのキャッシュレジスタ内の電荷までコピーできれば、起動状況もコピーできそうだけど、すごく難しそう。


いまのところ、ワーキングメモリ仮説なんかを好んでいるので
http://grev.g.hatena.ne.jp/REV/20071128/p1
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複製できるレベルに応じて、意識の再現度が変わる、そんな理解。

*1:同じ型番のPCでも、使い方によってプラグインなんかの実装状況は違う