毒餃子事件。生協が中国側にサンプル提供

 中国製ギョーザ中毒事件をめぐり、千葉県内で健康被害を起こしたものと同じ製造日の冷凍ギョーザを日本生活協同組合連合会が検査を行わないまま、来日した中国の調査団に譲渡していたことが9日、分かった。同製品は捜査当局が今後の証拠になる可能性もあるとして、輸入元のジェイティフーズ(東京都品川区)に保管を要請したものだった。食の安全の危機管理が問われるなかで中国側の要求に勝手に応じた日本生協連の対応が、事件の解明の妨げになる可能性もある。

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/02/18_672c.html

 日本側関係者は「問題の製造日以外の『手作り餃子』提供を申し出たが、『いらない』と返答してきた。調査団の最大の目的は製造日と同じギョーザを手に入れることだったのではないか」と指摘。また、別の関係者は「仮に中国側へ渡った商品に殺虫剤が含まれていれば、証拠隠滅など中国側の主張に沿った処理がされる可能性もある」と懸念している。

 中国側の検査で、「日本製の農薬」が発見されたり、急に「中国の農薬会社が工場点検」に入ったりする可能性があるわけですね。
 食品の安全を確認する意味で、日本側が中国側で広範な検査をするというもくろみは外れ、逆に、中国側が日本の検査体制をチェックしにきているらしい…

 中立的な行動が、両国のためになるのではと思ってはいるのだけれど、そういう国、そういう団体じゃないんだな…