たまにはお返事

しかし、問題提起は鋭いが、解決策はどうか。政府は事後調整型社会を目指しているし、事前の自重に期待することもできなさそうだ。

http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20071225/p3

 誰の本だったかな。
 民主主義は、国民一人一人が、旧来の王様と同じ程度に国家のことを考え、投票を通じて国家を運営するときにのみ、うまく機能する、という記述があった。おおむね、そうかも、と思う。NIMBY、ゴミ処理場を作れ。家の裏庭以外のどこかへ。安く低廉で安定した電力を。原発は除く。イラク派兵反対。我々が、我々の政府を、どう運営するのか。最終的に、その域に達しない限り、問題の解決は困難だとは思う。その道のりは遠い。セクター間で地獄の戦いが繰り広げられているこの娑婆世界では、「自重」を唱えるパーティーは、菜食主義を唱えるライオンの群れより早く、淘汰されてしまう気がする。それでも、我々は、科学を持って、正しい世界認識を行い、正しい政策を考えていかなければならないと思う。

 

もうひとつお返事のような何か

# これは個人的に感心したコメント。「書評で本が売れない」とうっかり一言漏らしたら、ラノベ界隈総出で叩かれる*4ハメになった。

http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20071225/p3

自分の反応はこれ。

と、結構な面子がコメントを寄せているのが興味深い。

http://d.hatena.ne.jp/REV/20070901/p5

ほとんど何も言っていない、自分のチキン加減がいいかんじ。


sirouto2氏の行動とその記録には、Plan-Do-Seeのようなものがみられて、ルポタージュっぽく、それが面白いと思っている。なので、行為そのものについては倫理的にニュートラルだとは思っている。ただ、「…ない」という語句は、使用意図がニュートラルな、記述的語句として使用したつもりでも、聞いた方は、なにかを否定された、規範的、価値判断的語句に解釈する場合もあるので、まあ、いつもの炎上のタネ。